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「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック

著作権について思うことの記事は以前に何度か書いたけど(どちらかというと「うぜええええ」という方向の意見で)、その他にもネットという媒体をうろうろしながら遊んでると色々と思うことはあるんですが、そんな折り面白そうな本が出ていたので読んでみる。(どうでもいいけど今の時期って寒くて読書がつらい…。こたつから出した指先が冷える(;´д`))
「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック
「『キティちゃん』は自由に使っていいんです」という帯のコピーが目をひくこの本。
え、キティちゃんって登場が1974年じゃなかったっけ?著作権もう切れてるの??とおもいつつ中身を読んでみるとなるほどそう言う意味ね…。ずるいなぁこの本(苦笑)
元々は「しゅんしゅんの著作権講座」というサイトさんの内容を出版化するに当たって、専門家による監修と加筆修正や具体的なQ&Aを加えたもの。
このQ&Aの部分が結構面白くって、「サイトのデザインをパクられた」「Aさんの為に作ったバナーを勝手にBさんに使われた」「無断リンクされた」「BBSで書き込んだ文章を使われた」などの厨臭い……もとい、ありがちな事例から、「タレントのイラストはOKか」「写真は加工すればいいのか」「トークショーで喋った言葉は著作権があるのか」「私的使用はOKってよく聞くけど、『私的』ってどの範囲まで?」「タレント本人の芸能事務所から写真の無断使用について賠償請求が来たがどうしたらいいのか」など、ファンサイトをやってる人にとってはちょっとドキッとするような興味深い事例まで、ふとした拍子に「これってどうなんだろ?」と疑問に思ってたのと似たようなケースがほとんど網羅されてる。モヤモヤだった部分が疑問が一気に解決した。
法律って、○法○条って文面読んでも結局よく分からないというか、文面の解釈って「以前にこういう判例があったので、この場合はここまでOK」っていう過去の判例と照らし合わせて参考にする場合が多いので、そんなものを知らない素人にとっては敷居が高すぎるんだよね。

で、読み終わって思うことは、著作権法を額面通り解釈すると、ファンサイトの95%は消滅するな、と(笑)
画像系テキスト系コミュニティ系にかかわらず、多かれ少なかれファンサイトは著作権者の「温情」という海に浮かぶ船のようなものなのだと思う。
例えば同じ著作権違反だとしても、
・ライブ特番は地元での放映がないのでダビングしてください
・ツアーDVDは買うつもり無いのでコピーさせてください

真っ先に沈む船はどっちか、という違いで。
某ネズミーさんみたく温情がまったく通じないところもあるけど。
オフィシャルがファンサイトに乗り込んで著作権無視サイト殲滅活動をやるようなことをほぼしない今のネット界で、どこまでOKと思うかは、結局の所管理人のモラル次第なんだろーな。

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