これも一種の「おれおれ詐欺」?

おれおれ詐欺による被害総額が100億円を超えたらしい。 ピンと来ないが、1人100万円払ったとしても1万人がひっかかったことになる計算だ。 そんなに大勢引っかかるヤツいるのか!?と思うけど、この手の詐欺はいろんなバージョンが存在して、ベーシックな「ばーちゃん俺だよ俺」ってのではなく、「弁護士の○○です。あなたのお父様が事故を起こしました」とかの亜種もあるし、誰かになりすまして騙す手口を総じて「おれおれ詐欺」と言ってしまってるのだが。 でも考えてみると、誰かになりすまして騙すという手口に私もひっかかりそうになったことがある。 話はかれこれン年前、私が高校生の頃に遡る。 女性の声「こんばんは。教育実習でお世話になった○○(名前忘れた)です。お久しぶり~」 ヤンヤン「ああどうもこんばんは」 教育実習の先生のことなんて覚えちゃいないが、適当に話を合わせておいた。 用件は、「今は卒論を書いている最中で、それに女子高生の発育調査に関するアンケートを記載したいのだが、それに答えてもらえないか?」とのことだった。 今思えば教育実習に来た人って英語か国語だったはずなのになんで発育調査?とかいろいろとツッコミ所はあるんだが、相手が若い女性の声だったので油断してしまったのかも知れない。 最初は身長体重とか日常の運動量といった差し障りのない質問ばっかりだったが、そのうち「生理はいつ始まった?」とか「初体験は?」なんかだんだん質問があやしくなってくる。 答えにくい質問ばかりだったので、真面目に答えず「さぁ?」「ハァ」「エェ」「そッスね」などと適当な言葉をガラ悪く返してくうちに、こっちの態度が伝わったのか、電話の相手がおろおろした口調に変わった。 「他にもまだ質問あるんスか?(イライラした口調で)」 「えっと…じゃあ、あの、う…う○こは太い方?」 「ハァ━━━(゚Д゚;)━━━!?!?!?!?んなもん他人と比べたことないッスよ!(怒)」 「あっ…そうよね…ごめんなさい、ごめんなさい(なんかもう泣きそうな声)」 「…もういいッスか?」 「あっ、どうもありがとう…それじゃあ」 そんな感じで電話は終了したのだが、あれは本当に教育実習の先生だったのか。 先生を語って、女子高生のエロ会話を録音して売りさばきでもしていたのだろうか。ごめんよ、この会話は売りモンにならなかっただろう(笑) それとも本当に先生で、実習時に目を付けていた私のシモトークを聞き出してハァハァしようとでも思ったのだろうか(笑) 今となっては真相はわからないが、謎な事件として記憶されることになった。 皆さんも、記憶が曖昧な他人には気を付けましょう。

diaryカテゴリの最新記事