著作権保護は何のため?

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HYDEISTのデジタル会報がBARKSITmediaなどのニュースサイトで紹介されてる様子。 しかしFlipViewerってWindows 98SE(推奨はWindows 2000)以上のブロードバンドじゃないと再生できないのね。しかもMac不可なのか。 うちのパソ子どもはお仕事仕様の贅沢マシンなんで、「このマシンでは再生できません」という事態にはまずならないんだが、世の中パソコンに金かけられる人間ばっかりじゃなかろう。 正直サイト作ってる側から言うと、化石スペックのパソコンとかネスケ4.xとかの旧世代ブラウザは、対応するのめんどくさいからたのむのやめてくれって気分になる時もあるけど(笑) ヤンヤン宅にはWinとMac2台のパソコンがある。会社のWinと実家のMacも加えたら、「私だけしか使わない専用パソコン」というのが4台あることになるんだけど、この会報ってDRM(Digital Rights Management)処理されてるから、複数のパソコンもしくはパソコン買い換えたら見れなくなっちゃうの?というのを数カ所で見かけたので、「ええー!いつでもどこでも画像見て萌え萌えしたいのに!!」(するなよ)とかなり憤慨したのですが。 まあ憤慨するだけなのもなんなので、自宅と会社のマシンで実験してみる。 ……あれ、両方でダウソ出来たよ…。 <実験結果> 自宅と会社、2台のパソコンで見れたのでご安心下さい。 ということで。 …それともこれダウンロード回数とかもカウントしてるんでしょうか(3回までは大丈夫とか)。 うーんその辺は不明。 しかし結局こういう著作権保護された媒体でも、早かれ遅かれダウンロードできるソフトが出回って、ネットランナーで「お宝ファイルぶっこぬき」とか怪しげな記事書かれて終わってしまうような気がしなくもない(笑) WEB制作に携わるものとして、そしてゲームというデジタルコンテンツで飯を食ってる人間が言ってしまってはいけないのかもしれないけど、私は著作権保護の類はウゼエェェエエと思ってます。 描いたイラストそのままパチって無断転載されるのは気分的にイヤだから、強く「著作権侵害上等!」とも言えないんだけど(笑)(真似されるのは全然かまわないんだが) でもね、少なくとも今の著作権保護技術の向かう方向はどっか歪んでる気がするんだな。 こないだ急に某女性アーティストの曲が聞きたくなったのね。 もー「聴きたい!アレが今すぐ聴きたい!」みたいな状態で(ないかな?そういうの)、んで仕事場だったから、ダウンロード販売されてる所ってないのかなぁって探したらあったんだけど。 MP3並の音質で1曲270円。しかも普通のMP3ファイルじゃなくて、専用のプレイヤーのみでしか再生できないからポータブルプレイヤーじゃ聴けない。 ……誰が買うんだろうこれ、と思った。 ずっと前に小室哲哉氏が「シングル曲は1曲100円程度でダウンロード販売を中心にして、アルバムを店で買うって仕組みになればいい」みたいな事言ってたことがあってさ、iPodミュージックストアが1曲99セントで大成功を収めている事実を見るに、その意見は正しいよなと今思う。 iPod+ミュージックストアが成功してるのはiPodのデザインがカッコイイってのもあるけど、ダウンロードできる楽曲が安くて、かつ著作権保護が緩いってのがあると思うんだ。 著作権を保護する目的はユーザーを制限すること? ユーザーに不自由をさせること? それは違うはずだろう。 そんなガチガチに固めなくても著作権料を回収することだって出来るでしょ。 例えばカラオケボックスに行って歌っても著作権使用料って払ってるんですよ。でもユーザーが「音楽を楽しんで金むしり取られてる」感覚もなく、文句も言わずフツーに会計で行ってフツーに金を払うじゃないですか。 そうやって著作権料を払いつつ気軽に音楽を楽しめる例も身近に存在するわけで。 本当に著作権を保護したいならそういう方法を考えるべきであって、楽しめる環境を制限したり安易にWinnyの作者を逮捕したりて解決しようとするのは、どっかおかしいんじゃないですかね。 んでまあ結局何が言いたいかというとだ! 気に入った画像はPCの壁紙にしたいから、プリントスクリーン出来ない媒体の会報はやめて欲しいなと…(笑)

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